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タイトル未定 ◆kd.2f.1cKc LZcQ2Z2q 一夜限りの関係……の、筈だった。 どうにも関係の進展しない幼馴染達を待ち続けるのが辛くなっていた。 仕事に逃げるのも限界になっていた。 というか、さすがに仕事の疲れを癒してくれる存在が欲しかった。 だが、状況はあまりに孤独すぎて。 だから、つい──── かけられた優しい声に甘えてしまった。 「ままー」 その結果が、これである。 子供が出来た。 はい? つまり、妊娠した。 いやいやいや、言い方変えても同じだから。ってか、魔術的存在でしょ? 妊娠しないとは一言も言った覚えは無いが。 そ、そりゃそうだけど……ぜんぜん認識の範囲外だったって言うか。 一応一通りの生命活動は再現していることになっているからな。 ………… いや、別に耳には入れておこうと思っただけだ。 え? 別に責任を取れとは言わない。私自身の判断の結果だ。 いや……でも…… ただ堕ろしたくはなかったのでな、安心しろ、父親が誰かは例え主にでも絶対に言わん。 ………… それと……その間は情事は避けたい。スマン。 ちょ、ちょっと待って! ユーノ・スクライア(21)。 荒んでも、情交の果てに妊娠させた女性を見捨てられるほど堕落していない。 ただ──── 「周りから見ると、どっちかって言うと僕が『見捨てないで貰った』ようにしか見えないんだよな~」 2DKの安マンションの一室、あやしている娘の頭を撫でながら、ユーノは1人で呟く。 何せ相手はヴォルケンリッターが将、今や管理局内でも知らない者のほうが少ない烈火の騎士である。 かたやバリバリの武闘派、かたや地味な文官系。 無論どちらが重くどちらが軽いというわけではない。 しかしこれで性別が反対だったら、と思うのはやはり、男の矜持である。 不幸か? と言われれば、そうではないと答える自信はあるのだが…… 「まったく『世界はこんなはずじゃなかった事』ばっかりだよ」 珍しく休みをとり、娘アスティナ・スクライアをあやしながら、そんなことを呟く。 いや、そんな事を言ったら世の不幸な人々に悪いことなど承知している。 不幸だとは思わないし、幸福だろうと言われればそうなんだろうと思える。 ただ…… 「ぱぱー」 「こっちの部屋にいたのか。夕食の支度が出来たぞ」 シグナムは、ダイニングキッチンから部屋に入ってくると、背後を向けているユーノにそう言った。 意外なことに、シグナムは主婦業も大抵そつなくこなした。料理は豪快で大雑把な所があるが、まぁ及第点。 ちなみに普段しなかったのは「シャマルがひがむから」との事。 それ以外でも掃除にしてもなんにしてもこれと言って生活の支障(?)になるような事はなかった。 ただ唯一、ユーノもシグナムも結婚当初に持っていた白物の服が全部、雑巾とアスティナのおしめになってしまった程度である。 ちなみに、風呂を入れ忘れて、レヴァンティンと言い争いをしながら、彼の炎で沸かしている所を偶然目撃したこともあるが、それはそっと見ないでおいたことにしてあげたユーノだった。 「あ、うん、今行くよ」 苦笑混じりにそう言って、愛娘を抱えながら立ち上がる。 「本で調べたのだが、子供が言葉を話し始めるのは、本来1歳過ぎとのことだ」 「うん、そうだってね。アスティナはだいぶ早いみたい」 シグナムの言葉に、ユーノも微笑んで、アスティナを抱っこしつつ、そう言った。 「やはり私とユーノの子供だけの事はある」 シグナムはいかにも親バカそうな目で、アスティナの顔を見つめ、その頭を撫でた。 「そろそろ魔法の教練の方針も考えた方が良いかもしれないな。ベルカか、ミッドチルダか。 私としてはどちらも棄てがたいが……いや、基本ミッドチルダで近代ベルカを覚えさせるのもありか……」 「早いって、まだ11ヶ月だよ?」 ぶつぶつと言い始めるシグナムに、ユーノは苦笑して、そう言った。 「何を言う、ユーノだって、物心ついたときには、術式(スペル)の1つも覚えていただろう?」 「ん、まぁ、そりゃ、ね」 スクライア一族の特性上、生まれたときから魔法に浸かって過ごすようなものである。 ただその常識を、一族の外で育つことになるアスティナに適用して良いものか。 それは、ユーノにも悩みどころだった。 「それにこの子には資質がある。ユーノだってそれは認めるだろう?」 「うん……」 アスティナの顔を覗き込んで言うシグナムに、ユーノは頷いた。 シグナム譲りの、紫がかったピンク色の頭髪に、ユーノ譲りの、緑の瞳。 その瞳の奥に、かつての高町なのはを凌ぐかもしれない資質が宿っている事は、ユーノも気付いていた。 なにせ遺伝子配列の半分は、魔力資質そのもので出来ているような子である。 『私の近接戦にユーノの防御と補助。後は砲撃さえ加われば無敵だ。ヴィヴィオにも劣らない』 アスティナが生まれたとき、真っ先にシグナムが言った言葉だった。 ユーノは正直、仕える相手が違うとは言え、仮にも古代ベルカ出身のシグナムが、古代ベルカ聖王より自分の娘の方が上だと断言するのはどうかと思ったが、人の親とはそう言う物なのだろう。 正直ユーノ自信、アスティナを見ているだけ、触れているだけで目尻が下がってくる。 身を引こうとするシグナムに婚姻を迫った当時、心のどこかにあった、『早まった』と言う気持ちも、 今や完全に払拭されていた。 ただ、唯一の不満、感じる不幸はと言えば。 「ままー」 アスティナはそう言って、ユーノの首に抱きついた。 そう、アスティナが口を聞き出したのはいいが、ユーノのことを『まま』と呼び、シグナムのことを『ぱぱ』と呼ぶようになってしまったのだ。 どうもテレビの悪影響らしいのだが、ユーノが女性っぽいのはともかくとしても、シグナムのどこをどう見たら男性に当てはめられるのか。 「やっぱ、行動……なんだろうなぁ」 抱きついてくるアスティナをあやすように揺すりながら、ユーノは苦笑して呟く。 「ん? 何か言ったか?」 シグナムがキョトン、として、ユーノに訊いて来る。 「なんでもないよ。さ、シグナムの手料理がさめないうちに、ダイニングへ行こう」 そう言って、ユーノはアスティナを抱いたまま、部屋を出た。 シグナムは少し赤面し、お玉を持ったままの自分の右手を見てから、ユーノを追った。 「せっかく休みをとっても、1日が短く感じるな」 入浴を終えて、ユーノはダイニングキッチンでそう呟いてから、寝室へ向かう。 すでにアスティナはベビーベッドの中ですやすやと寝息を立てていた。 「なんだ、シグナムは起きてたのか」 多分育児書だろう、読書灯だけつけて本を読んでいたシグナムは、 そう言いながら入ってくるユーノに向かって、視線を上げた。 「夫より先に眠りにつく妻になどなりたくない」 そもそも考え方が古風なシグナムは、そう言って、本を下ろした。 「でも、アスティナの育児で大変だろう?」 ユーノは、労うような穏やかな口調で、シグナムに言った。 「それこそ無用の心配だ。数多の戦場を駆けた私が、愛娘の世話で疲れたなどと言ってられない」 「それもそっか」 きっぱりというシグナムに、ユーノは苦笑混じりに返してから、ベッドにもぐりこむ。 「それに……その……な」 途端に、シグナムは言葉を詰まらせる。 「?」 ユーノが不思議に思ってシグナムを見ると、シグナムは恥らうように視線を逸らしている。 「その、子供というのは、歳の近い兄弟姉妹がいたほうが、情操教育には良いそうだ」 「そう言う説もあるね」 絶対ではないけれど、と、ユーノは言おうとして、それを呑み込み、目を円くした。 シグナムの意図にようやく気付く。 「だから……アスティナの弟か妹を、な?」 「う……」 いや不味いですシグナムさん。家だってまだきちんとしていないのに、2人目は早いです。 そう言いたいユーノだったが、 やがてシグナムにしなを作って抱きつかれては、まったく抵抗も出来ないのでありました。 33スレ SS シグナム ユノシグ ユーノ×シグナム ユーノ・スクライア
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NO. タイトル 作者 登場人物 000 オープニング ◆w4Pq5j/FG. 加頭順、左翔太郎、本郷猛、一文字隼人、早乙女乱馬、孤門一輝、涼村暁、速水克彦 001 使命 ◆gry038wOvE 冴島鋼牙、一条薫 002 セイギノミカタ ◆F3/75Tw8mw 本郷猛、鹿目まどか 003 不幸のバトルロワイヤル! 幸せを取り戻せ!! ◆LuuKRM2PEg 桃園ラブ、蒼乃美希、巴マミ、孤門一輝 004 決意のT/少年の使命 ◆XksB4AwhxU 左翔太郎、ユーノ・スクライア 005 天下無双の方向音痴 ◆OCD.CeuWFo 響良牙 006 黄色と黒のポラリティ ◆w4Pq5j/FG. 暁美ほむら、山吹祈里 007 マーダー探偵 ◆YlAksA5vE6 涼村暁 008 戦士の条件 ―魂― ◆F3/75Tw8mw 結城丈二 009 四重奏―カルテット―(前編)四重奏―カルテット―(後編) ◆amQF0quq.k 井坂深紅郎、ゴ・ガドル・バ、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ 010 戦慄のN/究極の闇をもたらす魔人 ◆FTrPA9Zlak 園咲霧彦、高町ヴィヴィオ、ン・ダグバ・ゼバ 011 男と少女とオカマ 珍道中 ◆LuuKRM2PEg 東せつな、相羽タカヤ、泉京水 012 あの時の自分と向き合って ◆XksB4AwhxU スバル・ナカジマ、シャンプー 013 顔に十字を持つ者 ◆gry038wOvE 一文字隼人、沖一也、バラゴ 014 brother & sister (前編)brother & sister (後編) ◆7pf62HiyTE 照井竜、相羽ミユキ、ティアナ・ランスター 015 からっぽの心 ◆MiRaiTlHUI 村雨良、大道克己 016 戦いの狼煙 ◆OCD.CeuWFo 高町なのは、池波流ノ介、腑破十臓 017 覇王と決意と蝙蝠男 ◆Z9iNYeY9a2 アインハルト・ストラトス、ズ・ゴオマ・グ 018 正義の価値 ◆F3/75Tw8mw 三影英介、美樹さやか 019 人造人間と格闘娘と寿司屋 ◆XksB4AwhxU ダークプリキュア、天道あかね、梅盛源太 020 紳士怪人? ◆gry038wOvE 石堀光彦、花咲つぼみ、黒岩省吾 021 ゲゲル ゾ ザジレス ◆HdMcKJJiLs 五代雄介、西条凪、溝呂木眞也 022 Iを求めて/怒れる女と男 ◆amQF0quq.k 園咲冴子、速水克彦 023 紅色の涙 ◆7pf62HiyTE 相羽シンヤ、モロトフ 024 現れた魔女! その名はノーザ!! ◆LuuKRM2PEg ノーザ、本郷猛、鹿目まどか、スバル・ナカジマ、シャンプー 025 生きる意味を求めて ◆eQhlNH2BMs 早乙女乱馬、志葉丈瑠 026 二百年野望 ◆7pf62HiyTE 筋殻アクマロ 027 外道─ビースト─ ◆gry038wOvE 姫矢准、血祭ドウコク 028 銀の意志・金の仇 ◆F3/75Tw8mw 凉邑零 029 人類は救済されました ◆amQF0quq.k 月影ゆり 030 自業自得 ◆OCD.CeuWFo ゴ・ガドル・バ、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ、パンスト太郎 031 嵐の前(?)の… ◆gry038wOvE 暁美ほむら、涼村暁 032 Sの異常/気分しだいの必殺技(前編)Sの異常/気分しだいの必殺技(中編)Sの異常/気分しだいの必殺技(後編) ◆zvh.p2EMLo 大道克己、村雨良、響良牙 033 MY FRIEND ◆gry038wOvE 園咲冴子、速水克彦 034 捲られたカード、占うように笑う(前編)捲られたカード、占うように笑う(後編) ◆udCC9cHvps 本郷猛、鹿目まどか、アインハルト・ストラトス、ズ・ゴオマ・グ、ノーザ、スバル・ナカジマ 035 ニアミス ◆gry038wOvE 池波流ノ介、腑破十臓、梅盛源太、高町なのは、天道あかね、来海えりか、明堂院いつき、ダークプリキュア 036 UNDER THE SKY ◆7pf62HiyTE 相羽タカヤ、泉京水、東せつな 037 SPIRITSを伝えろ! ◆eQhlNH2BMs 一文字隼人、沖一也 038 進化論 ~GOOD MORNING! -HELLO! 21st-CENTURY~ ◆7pf62HiyTE ゴ・ガドル・バ 039 彼らは知らない ◆LuuKRM2PEg 左翔太郎、ユーノ・スクライア、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ 040 「Eternal Flame」(前編)「Eternal Flame」(後編) ◆7pf62HiyTE 暁美ほむら、ン・ダグバ・ゼバ、涼村暁、志葉丈瑠 041 再会、それは悲劇 ◆eQhlNH2BMs 月影ゆり、ダークプリキュア、来海えりか 042 守りし者たち ◆amQF0quq.k 冴島鋼牙、一条薫 043 わたしが、しっかりしないと ◆IdwfK41Ttg 桃園ラブ、巴マミ 044 友へのQ/相棒との再会 ◆eQhlNH2BMs 左翔太郎、ユーノ・スクライア、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ 045 nothing(前編)nothing(後編) ◆7pf62HiyTE 池波流之介、明堂院いつき、高町なのは 046 魔法、魔人、悪魔 ◆gry038wOvE 五代雄介、西条凪、美樹さやか、溝呂木眞也、照井竜、相羽ミユキ 047 魔獣 ◆LuuKRM2PEg 沖一也、一文字隼人、三影英介、バラゴ、速水克彦、園咲冴子 048 戦いは始まる ◆Ltg/xlcQkg 左翔太郎、ユーノ・スクライア、佐倉杏子、フェイト・テスタロッサ、ゴ・ガドル・バ 049 波紋呼ぶ赤の森 ◆eQhlNH2BMs 園咲霧彦、高町ヴィヴィオ、山吹祈里 050 飢・渇・心 ◆udCC9cHvps ティアナ・ランスター、井坂深紅郎 作品No.000~No.050 作品No.051~No.100 作品No.101~No.150 作品No.151~No.200 作品No.201~No.250
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風呂場に獣、動揺す 作者:eqoQTMsf そもそもリンディ、レティは上下の下着のみ、シグナムは全く持って落ち着いて着替えていたのだ。 慌てふためく自分が、三人より速く着替えられるべくもなし。 ――ユーノ・スクライア、失態である。 兎も角。 風呂には入らなくてはならないのだ。 意を決して、の割りに、ちまちまと着替えを済ませ――この服どうしようと思い至った。 子供だから誰も気にしないのだが、ユーノ本人は非常に気にする。 もし仮に、万が一、億が一、はやてやフェイトや……なのはがきたら? ――この世の終わり以外の何物でもないじゃないか! 負の思考は止まることなく、あれやこれやと考えられる最悪の事態ばかり思いついてた。 「私の所に放り込んでおけ。……それとサッさと入ったらどうなんだ、風邪でも引く気か」 不毛な考察はシグナムの一言で終わりを告げた。 「え、いいんです……か」 「構わん、なにを考えているかは大体わかるしな。……で、何で目を逸らすのだ」 無理もない。もう風呂に入ろうとしていたシグナムの身体を覆っているのはタオル一枚だけなのだから。 解けた髪や、むき出しの足や、鎖骨。 タオルの下の隠しきれない艶かしい体は――ませガキには刺激が強かった。 「そっちの理由は解りませんか……。ていうか、何で入らないんですか」 「それはだって、お前のためだろう」 疑問の声がユーノの口から出る前に、更衣室に新たな人物が入ってきた。 「あら? シグナムに……ユーノくんじゃない」 「きゃーーーーーーーー!!」 「だから、お前がきゃー言うなっ」 シャマルだった。 「あっ、男性浴場は清掃中だったわよね、そっか、そっかー」 相手がシャマルだったから、というよりシグナムと一緒だったので、 ユーノが女性更衣室にいる説明は、スムーズに済んだ。同時にシグナムが待ってくれた理由にも得心した。 あらぬ誤解――具体的には覗き――を避けるためだ。 「まぁ、そういうわけだ」 「あの、ゴメンナサイ……」 「いいの、いいのぉ。むしろシグナムにはGJをあげるわ♪」 「え?」 シャマルの笑顔が光輝いていた。どこの超人であろうか。 「うふふ、ユーノくーん? 後でお背中流してあげますからね~」 ユーノが、数えるのもバカらしくなるくらいに、また赤面していたが、他の二人は意に介さず言葉を続けた。 「どうでもいいから、もう入るぞ?」 と、溜息交じりのシグナム。 「そうね、本当に風邪引いちゃうわよ?」 と、優しげなシャマル。 「……はい」 と、沈鬱なユーノ。何故なら。 中にはリンディとレティも居る。絶対、絶対にからかわれて、弄ばれる。 決して虎子を得られぬ虎穴に今、入ろうとしていた。 憂鬱だ。変な意味ではなく、恥ずかしいから。 「いくぞ、ユーノ」 「はーい」 ――そんなわけだから。 シグナムがいつもより不機嫌だったり、ユノユノと言わなかったことに気が付かなかったユーノだった。 21スレ SS シグナム シャマル ユーノ・スクライア
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風邪引きティアナ 作者:Bnz+8CcG スプーンで土鍋の中のお粥をやおら掬ってふうふうと息を吹きかけてるユーノを横目で視認したティアナは、 行き場のない居た堪れなさで一杯になって、せめてもの抵抗かのように恥ずかしげに毛布で口を隠した。 ――今朝方、いつまで経っても起き上がろうとしないのを不審に思って寝床を覗き込み、 はあはあと息を荒くしてぐったりとしているティアナを発見したのはスバルであった。 すぐに隊長達に報告してティアナは休養を、スバルは看病を命じられたものの、一番の問題は食事である。 要の寮母は現在帰省しているし、スバルは料理が出来ないし、自炊をしないから材料もないし、 ティアナを食堂に連れて行くことも出来ない。 そうして、悩んで悩みぬいたスバルは、急に何かを思いついたようにぬばっと立ち上がった。 『ちょっと待っててね!』 溌剌とした笑顔をティアナに向けてそう言い放ち、ドアを吹き飛ばして駆け出すスバルを見たときから、 もう既に嫌な予感はしていたのだ。またスバルが何かやらかすのではないか、と。 そして、ほんの数分後、土鍋とネギやら米やらが入った袋を小脇に抱えて入ってきたのは、 他ならぬユーノ・スクライア司書長だったのだ。 後ろで褒めて褒めてとばかりに笑顔を浮かべるスバルがたまらなく憎らしかったが、 疲弊したティアナは抗議の声を上げることもできなかった。 「ティアナ、口開けて。ほら、あーん」 「そのくらい自分でやりますよぅ……」 ああ、やっぱりそうきますか、とティアナは熱と恥に浮かされた頭で辛うじて思考を保っていた。 現在スバルは昼と夕の分の材料を買いに出たため、ティアナはユーノと狭い寮部屋で二人きり。 毛布を被ってはいるものの、その下の身体は薄着に包まれているだけだし、何より、距離が近い。 すぐ脇に控えられ無防備な顔を覗き込まれては、恥ずかしさが込み上げてくるのも仕方がないことだろう。 当然そんなことを知らないユーノはにこにことスプーンを向けてくるが、 ティアナは恥ずかしさにうううと呻いて、つい毛布でスプーンを防いでしまう。 「もう、ちゃんと食べないと治らないよ?」 「ですから自分で……」 「起き上がれないのにどうやって食べるのさ」 再びううっと呻くティアナにユーノも再びスプーンを突き出してくる。 バカスバル、覚えておきなさいよ!と心の中でスバルを呪いながら、 ティアナは毛布を口から下ろし、おもむろにスプーンを咥えるのだった。(性的な意味で 16スレ SS スバル・ナカジマ ティアナ・ランスター ユノティア ユーノ・スクライア
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参加者名簿 【惑星のさみだれ】7/7 ○雨宮 夕日/○朝日奈 さみだれ/○東雲 半月/○東雲 三日月/○風巻 豹/○南雲 宗一郎/○マイマクテリオン 【CYNTHIA_THE_MISSION】7/7 ○シンシア・ロウ/○高野 果苗(弑・四方犠)/○紫水 ほたる/○久我 阿頼耶/○シベール・ロウ/○ブリギット・マクラウド/○中塚 侑実子 【咲-Saki-】6/6 ○宮永 咲/○原村 和/○片岡 優希/○竹井 久/○加治木 ゆみ/○東横 桃子 【めだかボックス】6/6 ○黒神 めだか/○人吉 善吉/○阿久根 高貴/○名瀬 夭歌/○黒神 真黒/○都城 王土 【はやて×ブレード】5/5 ○黒鉄 はやて/○無道 綾那/○久我 順/○静馬 夕歩/○星河 紅愛 【DADDYFACE】5/5 ○草刈 鷲士/○結城 美沙/○デイモン・ギャレット/○スプレイ/○ヴァン=バチスト・ギヨーム 【魔法少女リリカルなのは】4/4 ○高町 なのは/○ユーノ・スクライア/○フェイト・テスタロッサ/○アルフ 【主催者】プレシア・テスタロッサ 40/40 支給された名簿上の表記 あいうえお順での表記となるため、以下の順番で書かれている。 01.阿久根 高貴 02.朝日奈 さみだれ 03.雨宮 夕日 04.アルフ 05.ヴァン=バチスト・ギヨーム 06.加治木 ゆみ 07.片岡 優希 08.久我 阿頼耶 09.久我 順 10.草刈 鷲士 11.黒鉄 はやて 12.黒神 真黒 13.黒神 めだか 14.静馬 夕歩 15.東雲 半月 16.東雲 三日月 17.シベール・ロウ 18.風巻 豹 19.紫水 ほたる 20.シンシア・ロウ 21.スプレイ 22.高野 果苗(弑・四方犠) 23.高町 なのは 24.竹井 久 25.デイモン・ギャレット 26.東横 桃子 27.中塚 侑実子 28.南雲 宗一郎 29.名瀬 夭歌 30.原村 和 31.人吉 善吉 32.フェイト・テスタロッサ 33.ブリギット・マクラウド 34.星河 紅愛 35.マイマクテリオン 36.都城 王土 37.宮永 咲 38.無道 綾那 39.結城 美沙 40.ユーノ・スクライア
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【朝】 NO. タイトル 作者 登場人物 057 夢有 ◆k3fZfnoU9U まん丸、ホロ 058 王者の風 ◆TPKO6O3QOM ツネ次郎、アライグマ、風雲再起、ペット・ショップ 059 距離を超えた遭遇 ◆TPKO6O3QOM ピカチュウ、ニャース、アマテラス、オカリナ、キラーパンサー、楽俊、イギー 060 残すものは言葉だけとは限らず ◆imaTwclStk ミュウツー、モロ、ムックル 061 この○○を作ったのは誰だぁ!! ◆1eZNmJGbgM 赤カブト 062 在りし日の夢は散り散りに毀れる ◆TPKO6O3QOM まん丸、ホロ、ザフィーラ 065 乱暴者タヌキは今日も行く ◆k3fZfnoU9U アライグマの父 063 命ゆくもの ◆TPKO6O3QOM ムックル 064 へんたいトリロジー ~爪とヒマワリの章~ ◆k3fZfnoU9U 赤カブト、ツネ次郎、アライグマ 066 悪魔は来りてホラを吹く ◆TPKO6O3QOM ケットシー、楽俊 067 誰がために陽はのぼる ◆k3fZfnoU9U シエラ、クロコダイン 068 本日の特選素材 ◆1eZNmJGbgM ぼのぼの、ケロロ軍曹、楽俊 069 罪穢れの澱みを着せて ◆TPKO6O3QOM ギロロ伍長、ユーノ・スクライア、銀、因幡てゐ、カエル、グレッグル 070 朝日と共に去りぬ ◆1eZNmJGbgM クズリの父、オーボウ、クロ、イカルゴ、ウマゴン 073 雪上断温 ◆k3fZfnoU9U ラルク 【午前】 NO. タイトル 作者 登場人物 071 Dances with the Goddess ◆TPKO6O3QOM ムックル、ニャース、アマテラス 072 赦されざる者 ◆TPKO6O3QOM ピカチュウ、トニートニー・チョッパー、イギー 074 熊嵐 ◆TPKO6O3QOM 赤カブト、銀、カエル、グレッグル、ツネ次郎 075 異界の車窓から ◆1eZNmJGbgM ギロロ伍長、ユーノ・スクライア 076 闇の梯子 ◆TPKO6O3QOM ウマゴン、オーボウ、ラルク 077 闇よりほかに聴くものもなし ◆TPKO6O3QOM シエラ、クロコダイン 078 戯守奇譚 ◆TPKO6O3QOM アライグマの父 079 雨がくる風がたつ ◆TPKO6O3QOM ぼのぼの、アマテラス 082 慌てない慌てない、一休み一休み ◆1eZNmJGbgM クズリの父、ザフィーラ、ホロ、まん丸、クロ、イカルゴ 084 Four Piece of History ◆k3fZfnoU9U ケロロ軍曹、楽俊、ケットシー、オカリナ、キラーパンサー 088 白い兎は歌う ◆TPKO6O3QOM ケロロ軍曹、因幡てゐ 【正午】 NO. タイトル 作者 登場人物 080 Crossfire ◆TPKO6O3QOM ギロロ伍長、ユーノ・スクライア、パスカル、ラルク 081 stray ◆TPKO6O3QOM イギー 083 今日も明日も変わるけれど―― ◆TPKO6O3QOM クズリの父、まん丸、イカルゴ 085 Raccoon Over The Castle ◆1eZNmJGbgM アライグマの父 091 でもそれは大きなミステイク ◆EwVLYtcCbD23 ケロロ軍曹、因幡てゐ、ケットシー 086 風は悽愴雨迷風影 ◆TPKO6O3QOM オカリナ、プックル、クロコダイン、ニャース 089 黒い牙 ◆TPKO6O3QOM アライグマの父 090 SPIRITs away ◆TPKO6O3QOM クロコダイン、シエラ、ニャース 092 驟り雨 ◆TPKO6O3QOM ザフィーラ、クロ、イギー、ホロ 093 背なの上のぼの ◆1eZNmJGbgM ムックル、ぼのぼの、アマテラス 087 GREN~誤解の手記と鍾乳洞~ ◆k3fZfnoU9U カエル 094 荒れ狂う稲光の―― ◆EwVLYtcCbD23 ピカチュウ、トニートニー・チョッパー 第ニ回放送 NO. タイトル 作者 登場人物 095 第二回放送 ◆TPKO6O3QOM キュウビ、アザーラ、天邪鬼
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第一回放送までの死亡者リスト 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器・決め技 未明 シャンプー スバル・ナカジマ 024 現れた魔女! その名はノーザ!! 撲殺 リボルバーナックル 黎明 相羽ミユキ 溝呂木眞也 046 魔法、魔人、悪魔 消滅 闇弾 照井竜 出血多量(刺殺) メフィストクロー 速水克彦 園咲冴子 047 魔獣 焼死 光弾 園咲冴子 三影英介 消滅 大砲 早朝 来海えりか 月影ゆり 041 再会、それは悲劇 刺殺(毒殺?) 破邪の剣 巴マミ モロトフ 052 ラブとマミ 終わらない約束!(前編)052 ラブとマミ 終わらない約束!(中編)052 ラブとマミ 終わらない約束!(後編) ソウルジェム破壊 魔力消費 ズ・ゴオマ・グ スバル・ナカジマ 056 変身超人大戦・開幕056 変身超人大戦・危機056 変身超人大戦・襲来056 変身超人大戦・イナクナリナサイ056 変身超人大戦・最後の乱入者056 変身超人大戦・そして―――― 吸収 ソレワターセの触手 鹿目まどか 圧殺 高町なのは 撲殺 リボルバーナックル 池波流ノ介 焼死 ディバインバスター 本郷猛 筋殻アクマロ 刺殺 削身断頭笏 ユーノ・スクライア ゴ・ガドル・バ 059 答えが、まったくわからない059 答えが、まったくわからない(後編) 出血多量(撲殺) ゴ・ガドル・バの拳 フェイト・テスタロッサ 撲殺 三影英介 一文字隼人 060 血染めのライダーパンチ 撲殺 ライダーパンチ 暁美ほむら 涼村暁 066 白と黒の黙示録(夜明けの鐘)066 白と黒の黙示録(暁の決戦)066 白と黒の黙示録(円環の理)066 白と黒の黙示録(微笑みの出発) ソウルジェム破壊 シャイニングクロー ノーザ スバル・ナカジマ 070 Lの季節/I don t know the truth070 Lの季節/手ごたえのない愛 吸収 腑破十臓 大道克己 071 Kは吠える/永遠という名の悪魔 刺殺 昇竜抜山刀 【残り48人】 最期の言葉 名前 最期の言葉 シャンプー 「お前は……お前は一体……!?」 相羽ミユキ (アキさんと幸せに────) 照井竜 (どちらにせよ、守るという約束は果たせなかったか…………すまない) 速水克彦 「冴子さんは、冴子さんはどうした……ッ!?」 園咲冴子 (誰でもいいから、早くこいつを何とかしてよ……) 来海えりか 「え?」 巴マミ 「……ありがとう!」 ズ・ゴオマ・グ 「ア……ア、ア、ア……ア……?」 鹿目まどか 「うう゛っ……!」 高町なのは 「アインハルトさん、危ないっ!」 池波流ノ介 (殿……!) 本郷猛 (すまない、沖一也……そして後は頼んだぞ、仮面ライダースーパー1。お前はこの殺し合いを打ち破る鍵を握っている男だからな……) ユーノ・スクライア 「ありが、とう……心配して、くれて……やっぱり、君を信じて……本当に、よかった……!」 フェイト・テスタロッサ (……ごめんなさい) 三影英介 「どうせならお前に倒されたかったぜ、ゼクロス」 暁美ほむら 「私……名前負けせずに……格好良くなれたかしら……?」 ノーザ 「後は……任せたわ……アクマロ……君……」 腑破十臓 「この斬り合いで果てる事が出来れば、俺も本望……仮面ライダーエターナル、続きを楽しみにしているぞ」 殺害数ランキング 順位 殺害者 殺害数 被害者 生存状況 スタンス 1位 スバル・ナカジマ 6人 シャンプー、ズ・ゴオマ・グ、鹿目まどか、高町なのは、池波流ノ介、ノーザ 生存 対主催→洗脳 2位T 溝呂木眞也 2人 相羽ミユキ、照井竜 生存 扇動 ゴ・ガドル・バ ユーノ・スクライア、フェイト・テスタロッサ 生存 無差別 4位T 月影ゆり 1人 来海えりか 生存 優勝狙い 園咲冴子 速水克彦 死亡 対主催→洗脳 三影英介 園咲冴子 死亡 無差別 モロトフ 巴マミ 生存 無差別 筋殻アクマロ 本郷猛 生存 特殊 一文字隼人 三影英介 生存 対主催 涼村暁 暁美ほむら 生存 優勝 大道克己 腑破十臓 生存 無差別 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで ゲーム終了まで
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ギンガが女司書長に…… Bq63Kjk+ 「うわー。すっごい細い手。なんか、握ったら潰しちゃいそうだよね、ギン姉」 女性になったユーノの手をしげしげと眺めながら、スバルは感嘆の声を上げる。 「スバル、あまり無茶しないで。司書長も大変な目に遭ったんだから」 「いいんだよ、ギンガ。ゲンヤさんの好意に甘えて、こうして家に匿って貰ってるんだから…… あのまま寮に戻っていたら、今頃どうなっていたか」 そういって身震いする程度には、ユーノの異変を知って押し掛けた女性陣の勢いは凄まじかった。 「本局内を逃げ回ってる時、所用で来ていたゲンヤさんに逢えたのは、本当に幸運だった」 「そう言って貰えると、父も喜びます。あの人は司書長の事を心配していました。 アイツは何時も仕事のし過ぎだって。だから、どうか此処に居る間はゆっくり心と体を休めて下さい」 「ありがとう、ギンガ」 微笑みながらの感謝の言葉に、ギンガは顔を赤らめる。 和やかな空気の中、仕事から帰ってきたゲンヤとユーノが、 世間話をつまみに酒を飲み出すと、興味を持ったスバルが一口飲んで寝入ってしまう。 その上、男だった時と同じペースで呑んでいたユーノまで、 酒に呑まれたのか桜色の頬を緩め、艶然と笑みを浮かべ初めた。 「ふぅ~。なんだか、今日は暑いですね」 無理やりに袖を通していた普段着のスーツ。 その襟元を大胆に緩め、潤んだ瞳と熱い吐息を周囲に散らすユーノの姿に、ゲンヤは束の間、見惚れた。 平行感覚の危うくなったユーノが、立ち上がろうとしてバランスを崩す。 机に倒れこみそうになった『彼女』を、ゲンヤは間一髪のタイミングで抱き止めた。 妻を失ってから、久しく嗅いだ事のなかった『女』の匂いと、その柔らかな感触に、 ゲンヤは呑んでいた酒以上に酔いそうになる。 偶然目に入った、妻と娘と一緒に写った写真が無ければ、彼は一匹のオスに戻っていたかもしれない。 そう自覚したからこそ、頭を冷やそうと風呂へ向かい。酔ったユーノの事はギンガに任せた。 「もう、お父さんったら。こんなに飲ませるなんて何を考えてるのかしら!?」 スバルをベッドに運んだ時と同じ様に、酔ったユーノを横抱きに抱えるギンガ。 (軽っ!?え、ちょっと……ず、ずるくないですか、ユーノさん。この体で、この重さは反則でしょう!) 反射的に文句を言いそうになったのは、女としてのプライド故か。 だが、その為に今まで以上に女性になったユーノの体を意識してしまう。 細く、華奢なその肢体は、戦闘機人である自分が触るだけで壊れそうで。 それなのに、掌に感じる柔らかさは、 自分がどんな無茶をしても、優しく受け止めてくれるだろうと、確信してしまう。 ユーノの酒気が伝染したかのように、真っ赤になったギンガは客用に設えた布団をまたぎ、 自室のベッドまで運ぶと、そこにユーノを横たえる。 「んぅ……」 そのまま立ち去る事もせず、眠るユーノを見詰める瞳からは、 徐々に理性が消えて、代わりに浮かぶのは、欲望の色。 「……貴方が、悪いんです。司書長……いいえ、ユーノ・スクライア。 貴女が、こんなに美しいから……私の様な作り物には、決して届かないだろう美しさを、 容易く手に入れてしまう貴女だから……壊して、しまいたくなる」 眠るユーノに、というよりもむしろ自分に言い聞かせるような呟きと共に、 ギンガは眠るユーノに覆い被さっていく。 ギンガの望みを映したのか、その腕は……男のロマンの形をしていた。 30スレ SS ギンガ・ナカジマ スバル・ナカジマ ユーノ×ギンガ ユーノ・スクライア 電波
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NO. タイトル 作者 登場人物 051 白兎は秘かに笑う ◆TPKO6O3QOM 因幡てゐ、ギロロ伍長、ユーノ 052 黄昏の宿 暁の空 ◆TPKO6O3QOM ニャース、楽俊、アマテラス 053 先送りの決断 ◆TPKO6O3QOM イカルゴ、クロ、ラルク 054 口より先に欲が出る ◆1eZNmJGbgM ウマゴン、クズリの父、オーボウ、ケットシー 055 新しい朝が来た、疑問の朝だ ◆w2G/OW/em6 ケロロ軍曹、ぼのぼの 056 第一回放送 ◆1eZNmJGbgM キュウビ、天邪鬼 057 夢有 ◆k3fZfnoU9U まん丸、ホロ 058 王者の風 ◆TPKO6O3QOM ツネ次郎、アライグマ、風雲再起、ペット・ショップ 059 距離を超えた遭遇 ◆TPKO6O3QOM ピカチュウ、ニャース、アマテラス、オカリナ、キラーパンサー、楽俊、イギー 060 残すものは言葉だけとは限らず ◆imaTwclStk ミュウツー、モロ、ムックル 061 この○○を作ったのは誰だぁ!! ◆1eZNmJGbgM 赤カブト 062 在りし日の夢は散り散りに毀れる ◆TPKO6O3QOM まん丸、ホロ、ザフィーラ 063 命ゆくもの ◆TPKO6O3QOM ムックル 064 へんたいトリロジー ~爪とヒマワリの章~ ◆k3fZfnoU9U 赤カブト、ツネ次郎、アライグマ 065 乱暴者タヌキは今日も行く ◆k3fZfnoU9U アライグマの父 066 悪魔は来りてホラを吹く ◆TPKO6O3QOM ケットシー、楽俊 067 誰がために陽はのぼる ◆k3fZfnoU9U シエラ、クロコダイン 068 本日の特選素材 ◆1eZNmJGbgM ぼのぼの、ケロロ軍曹、楽俊 069 罪穢れの澱みを着せて ◆TPKO6O3QOM ギロロ伍長、ユーノ・スクライア、銀、因幡てゐ、カエル、グレッグル 070 朝日と共に去りぬ ◆1eZNmJGbgM クズリの父、オーボウ、クロ、イカルゴ、ウマゴン 071 Dances with the Goddess ◆TPKO6O3QOM ムックル、ニャース、アマテラス 072 赦されざる者 ◆TPKO6O3QOM ピカチュウ、トニートニー・チョッパー、イギー 073 雪上断温 ◆k3fZfnoU9U ラルク 074 熊嵐 ◆TPKO6O3QOM 赤カブト、銀、カエル、グレッグル、ツネ次郎 075 異界の車窓から ◆1eZNmJGbgM ギロロ伍長、ユーノ・スクライア 076 闇の梯子 ◆TPKO6O3QOM ウマゴン、オーボウ、ラルク 077 闇よりほかに聴くものもなし ◆TPKO6O3QOM シエラ、クロコダイン 078 戯守奇譚 ◆TPKO6O3QOM アライグマの父 079 雨がくる風がたつ ◆TPKO6O3QOM ぼのぼの、アマテラス 080 Crossfire ◆TPKO6O3QOM ギロロ伍長、ユーノ・スクライア、パスカル、ラルク 081 stray ◆TPKO6O3QOM イギー 082 慌てない慌てない、一休み一休み ◆1eZNmJGbgM クズリの父、ザフィーラ、ホロ、まん丸、クロ、イカルゴ 083 今日も明日も変わるけれど―― ◆TPKO6O3QOM クズリの父、まん丸、イカルゴ 084 Four Piece of History ◆k3fZfnoU9U ケロロ軍曹、楽俊、ケットシー、オカリナ、キラーパンサー 085 Raccoon Over The Castle ◆1eZNmJGbgM アライグマの父 086 風は悽愴雨迷風影 ◆TPKO6O3QOM オカリナ、プックル、クロコダイン、ニャース 087 GREN~誤解の手記と鍾乳洞~ ◆k3fZfnoU9U カエル 088 白い兎は歌う ◆TPKO6O3QOM ケロロ軍曹、因幡てゐ 089 黒い牙 ◆TPKO6O3QOM アライグマの父 090 SPIRITs away ◆TPKO6O3QOM クロコダイン、シエラ、ニャース 091 でもそれは大きなミステイク ◆EwVLYtcCbD23 ケロロ軍曹、因幡てゐ、ケットシー 092 驟り雨 ◆TPKO6O3QOM ザフィーラ、クロ、イギー、ホロ 093 背なの上のぼの ◆1eZNmJGbgM ムックル、ぼのぼの、アマテラス 094 荒れ狂う稲光の―― ◆EwVLYtcCbD23 ピカチュウ、トニートニー・チョッパー 095 第二回放送 ◆TPKO6O3QOM キュウビ、アザーラ、天邪鬼 096 RAINLIT DUST/――に捧ぐ ◆k3fZfnoU9U まん丸、クズリの父、ラルク、パスカル、イカルゴ 097 雨の降る昼、いったいどうする ◆TPKO6O3QOM アマテラス、ぼのぼの、カエル 098 とても優しい瞳をしてたあなたが歌う―― ◆TPKO6O3QOM ザフィーラ、トニトニー・チョッパー、ムックル 099 蛙人乱れし修羅となりて ◆k3fZfnoU9U ケットシー、ケロロ軍曹 100 俺の背丈追い越して、いつかはお前もいっちょ前 ◆TPKO6O3QOM アライグマの父
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「ハァ・・・ハァ・・・」 「フフフ・・・どうした少年?君の力はその程度か?」 薄暗い森の中・・・民族衣装的な服を着た黄土色の髪の少年・・・ユーノ・スクライアは、 黒いドクロを思わせる仮面にマントを装着した野太い声の人物・・・スカールと対峙していた。 ユーノの体には数えきれない程の傷が刻まれており、左手で押さえている右上腕から赤い血が流れ出している。 一方、スカールは全くの無傷であり、満身創痍なユーノを嘲笑うかのように両腕を広げて大げさな笑い声を放っていた。 「・・・」 ユーノは自身の背後に視線を向ける。 「あ・・・あ・・・」 そこには左右の髪に×形の髪飾りを着けた制服姿の少女・・・ゆのが、涙目を浮かべながら地面にヘタリ込んでいたのだった。 ☆☆☆ キッカケは些細なことだった。 『殺し合い』の会場に送られてすぐに、ユーノとゆのは出会った。 最初はお互い警戒していたものの、相手が殺し合いに乗るつもりがない事を知ると、互いの名前が似ていた事も合わさってすぐに打ち解けあった。 そして、詳しい情報交換を行うとした所に・・・スカールが現れたのだ。 スカールは二人との対話を行う事無く、問答無用で攻撃を開始した。 最初こそ、ユーノの使う防御魔法や拘束魔法によってスカールの攻撃を防いだ二人だったが、スカールはユーノが魔法を使う事を知ると二人の目には止まらぬ程の超スピードでユーノを翻弄し、まるでサンドバッグを殴るようにユーノに攻撃を加えていったのだ。 そして話は冒頭に戻る。 ☆☆☆ 「ハァ・・・ハァ・・・」 ユーノは荒い息を漏らしながら、背後にいるゆのを守るようにスカールに向かい合っていた。 「・・・チェーン・バインド!」 ユーノの叫びと共に空中から緑色に光る魔力の鎖が出現し、スカールに向かっていく。 「・・・ふん」 しかし、鎖が届こうとした瞬間にスカールの姿は消え・・・ 「・・・遅いな」 「!?」 ・・・まるで瞬間移動したかのようにユーノの眼前に姿を現し、ユーノの腹部に膝蹴りを叩き込んだのだ! 「ぐあっ!?」 ユーノの体はまるでサッカーボールのように吹き飛ばされ、地面に転がった。 「・・・ユーノ君!」 慌てゆのは、地面にうずくまっているユーノに駆け寄った。 「ハァ・・・ハァ・・・」 ユーノは膝蹴りを叩き込まれた腹部に左手を当て、荒い息を漏らしていた。 ユーノの目はもはや焦点も定まっておらず、右上腕の出血と合わさって誰が見ても限界だった。 「ゆ、ゆのさん・・・逃げ、て・・・」 自身がもう限界だというのに、ユーノは自分ではなく知り合ったばかりのゆのの安否を気にしていた。 しかし・・・ 「そんなの・・・そんなの出来ないよ!」 ゆのには己の身も省みずに自分を守ろうとしている少年を見捨てる事など出来ず・・・服が血で汚れる事も気にせずに、傷だらけのユーノを抱き締めた。 「ハハハ!美しい友情だな」 その様子を見ていたスカールは、ゆのとユーノを小馬鹿にするように呟くと、 自身のデイバッグに手を入れた。 デイバッグから出てきたスカールの手には、まるでSF映画に出てくる光線銃をライフルにしたような物が握られていた。 太く銀色の銃身が月の光に照らされて、怪しく輝いていた。 「さて・・・ではトドメといくか」 スカールはその手に握る光線銃の銃口をユーノとゆのに向ける。 ゆのはせめてもの抵抗とばかりにスカールを睨むが、スカールにとっては痛くも痒くもなかった。 引き金が引かれ、青白い光弾が放たれる。 ゆのはユーノを抱き締めながら目を瞑り、死を覚悟した。 (・・・?) しかし、どれだけ待ってもその瞬間は訪れない。 恐る恐る目を開けると・・・ 「・・・大丈夫かい?」 スカールとユーノを抱いたゆのの間に、黒づくめのコスチュームを纏った人物が立っていた。 その人物は、頭のてっぺんから爪先まで、全身を黒と紫のコスチュームで包み、顔を豹を思わせる仮面で隠していた。 突然現れた謎の人物にユーノもゆのも呆気に取られてしまった。 「ほう・・・今の一撃を受けて無傷か。面白い」 一方のスカールは、手にした光線銃の銃口を黒づくめの人物に向け、再び引き金を引こうとした。 しかし・・・ 「・・・御免!」 「!?」 スカールの背後からまた別の人物が現れた。 青い繋ぎのような服の上から薄水色の裾長の上着を羽織り、 長い黒髪を後頭部で纏めた鋭い目付きの男性だ。 その男性は、抜き身の刀を手にしてスカールを背後から切りつけてきた。 スカールは左腕で男性の刀を受け止めるが・・・ 「ぐわぁ!?」 ・・・スカールの左腕の肘から先は、見事に切り落とされてしまった。 切断面からは機械類が覗き、火花が飛び、血なのかオイルなのか判別しずらい液体が漏れだしていた。 「フフフ・・・二対一とは少し少し卑怯ではないか?」 スカールは切断された左腕を光線銃を持った右腕で抑えながらも、余裕のある振る舞いを見せる。 「黙れ!幼い子供を嬲りものにするような奴に、卑怯だなんだと言われる筋合いはねぇ!!」 「・・・同感だな」 しかし、コートの男性はそれに怯む事無くスカールに手にした刀の切っ先を向け、黒づくめの人物も指先から鋭い爪を出して今にも飛びかからんとしていた。 「フフフ・・・仕方ない。ここは引かせてもらおう」 言うが早いか、スカールの姿は一瞬にして消えた。 「何!?」 「消えた!?」 スカールの姿が消えると同時に、コートの男性と黒づくめの人物は周囲に警戒を向けるが・・・スカールが再び姿を現す事はなかった。 「ちっ・・・逃がしたか」 コートの男性は刀を鞘に納め、黒づくめの人物も指先の鋭い爪を収納した。 そして・・・二人は傷だらけのユーノとユーノの体を抱いているゆのに視線を向けた。 「!」 二人の人物に視線を向けられて、ゆのはユーノの体を強く抱き締めながら身構える。 「・・・心配しなくて良い。私たちは君達を傷つけるつもりはない」 「・・・本当、ですか?」 スカールの件もあり、ゆのは黒づくめの男性の言葉をすぐには信用できなかった。 「ああ、もちろんだ」 ゆのに語りかけながら、黒づくめの人物は顔を覆い隠す黒豹を思わせる仮面を外す。 「・・・約束しよう」 仮面の下から出てきたのは、口髭を生やしたアフリカ系男性の顔だった。 その風貌は日本人とはかけ離れた威圧感があったが、 その瞳には弱者を思いやる優しさが込もっているように ゆのには感じられた。 「・・・自己紹介が遅れたな。私はティ・チャラという」 黒人男性・・・ティ・チャラは微笑みを浮かべながら自己紹介した。 「俺は銀河烈風隊副長・シュテッケン・ラドクリフだ」 続いて、コートの男性・・・シュテッケンが名乗ったので、ゆのも名乗ることにした。 「は、はい。私の名前はゆのです。こっちはユーノ・スクライア君です」 「・・・うぅ」 その時、ゆのに抱かれていたユーノがうめき声を漏らした。 「!ユーノ君、大丈夫!?」 ゆのは苦悶の表情を浮かべるユーノに声をかける。 次の瞬間・・・ユーノの体は緑色の光に包まれた。 「・・・えっ?」 「こ、これは?」 突然の事態に、ゆののみならずティ・チャラやシュテッケンも困惑する。 光が晴れると・・・先程までユーノが抱かれていたゆのの手の中には、 傷だらけの黄土色のフェレットが横たわっていた。 「ゆ、ユーノ君が動物に!?」 「そんな!信じられねぇ!?」 突然人間が動物に変わるという異常事態に、ゆのは目を白黒させ、シュテッケンも呆気に取られた。 「・・・ちょっと良いかな?」 そんな中で、ティ・チャラは冷静にゆのに近づくと、ユーノが変化したらしいフェレットの小さな体の脈を測った。 「・・・よし、微弱だが心臓は動いている。早く手当てすれば、助かるかもしれない!」 「!お、お願いします!ユーノ君を助けて下さい!」 ゆのは涙を流しながら、自分を守るために傷ついた少年を救う事を願ったのだった。 【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】 [状態] フェレット形態、気絶、ダメージ高 [装備] 無し(フェレット形態)、バリアジャケット@魔法少女リリカルなのは(人間形態) [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 巻き込まれた人を助ける 1 ・・・(気絶中) 2 ゆのを守る 3 なのはやフェイトがいるなら、合流する [備考] 無印最終話からA s第一話までの間から参戦。 はやてやヴォルケンリッターとはまだ面識がありません。 バリアジャケットは支給品ではありません。 フェレットの姿になっても、首輪は外れません。 ゆのを『自分やなのはと同い年か一つ上くらいの年齢』だと思っています。 【ゆの@ひだまりスケッチ】 [状態] 緊張、精神的ダメージ(中) [装備] 無し [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本 人殺しはしたくないけど、殺されたくもない 1 ティ・チャラ、シュテッケンについていく 2 ユーノ君が動物になった!? 3 今度は私がユーノ君を助けなくちゃ! 4 宮ちゃんや紗英さんもいるのかな? [備考] 2年生の中盤付近からの参戦。 ユーノを『自分と同い年くらいの少年』だと思っています 【ティ・チャラ(ブラックパンサー)@マーベル・シネマティック・ユニバース】 [状態] 健康、少し動揺 [装備] ブラックパンサースーツ(アップグレード版)@マーベル・シネマティック・ユニバース [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2 [思考・状況] 基本 人を助ける 1 シュテッケンと行動する 2 ユーノの手当てをする 3 人が動物になるとは・・・ 4 知り合いがいるなら合流する [備考] 『アベンジャーズ エンドゲーム』以後より参戦。 ゆのを『小学生』だと思っています。 【シュテッケン・ラドクリフ(諸刃のシュテッケン)@銀河烈風バクシンガー】 [状態] 健康、困惑 [装備] 斬鉄剣@ルパン三世 [装備] 基本支給品、ランダム支給品1~2 [思考・状況] 基本 殺しあいだと?ふざけるな! 1 ティ・チャラと行動する 2 ゆのとユーノを助ける 3 人が動物に!?どうなってんだ!? 4 銀河烈風の仲間がいるなら合流する [備考] 銀河烈風が正式にキョーラーク星警備隊となった辺りから参戦。 ゆのを『ジャッキーやファンファンと同い年くらいの少女』だと思っています。 さて、その頃スカールはというと・・・ 「むぅ~ん・・・」 手近な民家の中で、切り落とされた左腕の応急修理を行っていたのだった。 【スカール@サイボーグ009】 [状態] ダメージ小、左腕欠損、修理中 [装備] アーニミレーション99L 攻撃用武器@マーベル・シネマティック・ユニバース [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2 [思考・状況] 基本 総統の下に帰還する 1 帰還の為に自分以外全員殺す [備考] 『地下帝国ヨミ編』での009との決戦直前からの参戦。 【バリアジャケット@魔法少女リリカルなのは】 「魔力」によって構成される一種の防護服。 これも一種の魔法であり、大気や温度等の劣悪な環境だけでなく、 「魔法」や物理的な衝撃などからも着用者を保護する。 そのデザインは着用者のイメージによって決定されるが、着用者以外によるデザインの調整も可能。 (以上、ウィキペディアより抜粋) ユーノ・スクライアの物は民族衣裳的な外見をしているのが特徴。 【ブラックパンサースーツ(アップグレード版)@マーベル・シネマティック・ユニバース】 『ブラックパンサー』において、ティ・チャラの妹である『シュリ』が製造した新型スーツ。 旧来のスーツ同様ヴィブラニウム製だが、通常時はナノサイズに分解されて豹の爪を模したネックレスの内部に収納されており、使用者の意思によってスーツが形成・装着される。 衝撃を受けるとそのエネルギーを吸収・蓄積し、任意のタイミングで蓄積したエネルギーを周囲に放出する機能がある。 【斬鉄剣@ルパン三世】 言わずと知れたルパン一味の一人『石川五ェ門』の愛刀。 文字通り何でも切れる刀だが、コンニャクを初め切れない物も一部存在する。 【アーニミレーション99L 攻撃用武器@マーベル・シネマティック・ユニバース】 『キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー』において、レッドスカル率いる秘密結社ヒドラの兵士が使用しているアサルトライフル。 四次元キューブ(スペース・ストーン)のエネルギーを利用したビームパルスガンで、一発で人間一人を跡形もなく消滅させる威力がある。 このSSが面白かったなら……\ポチッと/ 感想/ 名前 コメント すべてのコメントを見る